WILD ROCK 'N' ROLL DISC GUIDE 50'S 60'S
ワイルド・ロックンロール・ディスク・ガイド 50'S 60'S

いよいよワイルド・ロックンロール・ディスク・ガイドが11月中旬にグラフィック社から発売されます。60Sガレージ・ディスク・ガイドの続編となるガイドブックです。僕自身、アメリカン60Sガレージの前史としてというだけでなく、サーフ/ホット・ロッドや正体不明のダンス・ナンバー、そしてロカビリー/ホワイト・ロッカーやもちろんブラック・ロッカー/R&Bなども大好きなのですが、なかなかマイナーなディスクになると知るすべがありませんでした。たとえば、クラブに遊びに来ているロカビリー・ファンやガレージ・ファンの間ではスカーレッツの「Stampede」はみんなが知っている人気の曲です。クレストンズ「She’s A Bad Motorcycle」もそうですね。でもスカーレッツの「Stampede」が載っているレコードのガイドブックはあまりありません。それはそうです。全く当時はヒットしていないし有名になったメンバーもいないマイナーなバンドです。そんなわけで、今、クラブで聴いて思わずブースを覗きにいってしまうような正体不明だけどワイルドでカッコいいロックンロールのレコードを集めた本があったらいいなと思ってました。ずっとブースのそばにいて「これなんすか?」って1曲ごと訊かれてたらDJの人も大変ですからね。そんなことをしないですむ本を作りたかったのです。もちろん歴史を作った名曲があります。伝説を生み出した天才ミュージシャンがいます。だけどボンクラなミュージシャンでも最高にカッコいいロックンロールを作り出す一瞬はあるし、それがたまたま録音されたという奇跡はあるのです。無尽蔵とも思える1950年代~60年代中期のレコードから再発見されたマイナーだけど凄いロックンロールをいろいろ知りたいと思ってこの本を監修しました。
選曲/レビューをお願いしたのはナイトビート・レコードのオーナーで「オーサカ・ツイスト・アンド・シャウト」主催のジェームス氏、ロンドンのレコード・ホップで長くDJを務め、ケブ・ダージ氏にロカビリーを教え、現在、東京の「ザ・バッシュ」主催のゴー・フロム・トーキョー氏、マリアーノ兄弟のカラー・リプロのコレクターでもあるウナガミ氏、DJニコ氏によるチーム・ゴーイング・ストロング、60Sガレージ・ディスク・ガイドにもコラムを書いていただいた札幌の「ヒドゥン・チャームス」主催のカズマン氏、世界で数本の指に入るサーフ/ホットロッド・レコード・コレクター、エディ・ウガタ氏、そして、コラムにこのジャンルでは知識、コレクションともにNO.1、フラットホップ・レコードの関口弘氏。それぞれR&Bやロカビリーといったジャンルわけにこだわらず、50S、60Sという時代の音源でワイルドでエキサイティングなシングル盤を探してきた人たちです。そしてこれらのワイルドな音源の発掘の先駆者であり、現在も世界をリードし続けるノートン・レコードのビリー・ミラーとミリアム・リンナのお二人のインタビューも掲載。それから、デザインは大原大次郎さんです。
心に残らないような物凄くくだらない歌詞、ティーンのあり余るエネルギーを暴力的に注ぎ込んだ演奏、無目的にハイテンションなノリだけで作られたこれらの「ロックンロール」は、さびしいときに励ましてくれたり、大切なひとに感謝の気持ちをあらわしたりなんてことは全くありません。つまらない日常をブッ飛ばすエネルギーとパワーが無目的に渦巻いているヤバい音楽です。バカ騒ぎのエネルギーは時代を超えて聴くものを昂揚させ覚醒させます。そういうのこそ「ロックンロール」っていうんじゃないのかな?
ぜひご一読くださいね!!!!!
ジミー益子

いよいよワイルド・ロックンロール・ディスク・ガイドが11月中旬にグラフィック社から発売されます。60Sガレージ・ディスク・ガイドの続編となるガイドブックです。僕自身、アメリカン60Sガレージの前史としてというだけでなく、サーフ/ホット・ロッドや正体不明のダンス・ナンバー、そしてロカビリー/ホワイト・ロッカーやもちろんブラック・ロッカー/R&Bなども大好きなのですが、なかなかマイナーなディスクになると知るすべがありませんでした。たとえば、クラブに遊びに来ているロカビリー・ファンやガレージ・ファンの間ではスカーレッツの「Stampede」はみんなが知っている人気の曲です。クレストンズ「She’s A Bad Motorcycle」もそうですね。でもスカーレッツの「Stampede」が載っているレコードのガイドブックはあまりありません。それはそうです。全く当時はヒットしていないし有名になったメンバーもいないマイナーなバンドです。そんなわけで、今、クラブで聴いて思わずブースを覗きにいってしまうような正体不明だけどワイルドでカッコいいロックンロールのレコードを集めた本があったらいいなと思ってました。ずっとブースのそばにいて「これなんすか?」って1曲ごと訊かれてたらDJの人も大変ですからね。そんなことをしないですむ本を作りたかったのです。もちろん歴史を作った名曲があります。伝説を生み出した天才ミュージシャンがいます。だけどボンクラなミュージシャンでも最高にカッコいいロックンロールを作り出す一瞬はあるし、それがたまたま録音されたという奇跡はあるのです。無尽蔵とも思える1950年代~60年代中期のレコードから再発見されたマイナーだけど凄いロックンロールをいろいろ知りたいと思ってこの本を監修しました。
選曲/レビューをお願いしたのはナイトビート・レコードのオーナーで「オーサカ・ツイスト・アンド・シャウト」主催のジェームス氏、ロンドンのレコード・ホップで長くDJを務め、ケブ・ダージ氏にロカビリーを教え、現在、東京の「ザ・バッシュ」主催のゴー・フロム・トーキョー氏、マリアーノ兄弟のカラー・リプロのコレクターでもあるウナガミ氏、DJニコ氏によるチーム・ゴーイング・ストロング、60Sガレージ・ディスク・ガイドにもコラムを書いていただいた札幌の「ヒドゥン・チャームス」主催のカズマン氏、世界で数本の指に入るサーフ/ホットロッド・レコード・コレクター、エディ・ウガタ氏、そして、コラムにこのジャンルでは知識、コレクションともにNO.1、フラットホップ・レコードの関口弘氏。それぞれR&Bやロカビリーといったジャンルわけにこだわらず、50S、60Sという時代の音源でワイルドでエキサイティングなシングル盤を探してきた人たちです。そしてこれらのワイルドな音源の発掘の先駆者であり、現在も世界をリードし続けるノートン・レコードのビリー・ミラーとミリアム・リンナのお二人のインタビューも掲載。それから、デザインは大原大次郎さんです。
心に残らないような物凄くくだらない歌詞、ティーンのあり余るエネルギーを暴力的に注ぎ込んだ演奏、無目的にハイテンションなノリだけで作られたこれらの「ロックンロール」は、さびしいときに励ましてくれたり、大切なひとに感謝の気持ちをあらわしたりなんてことは全くありません。つまらない日常をブッ飛ばすエネルギーとパワーが無目的に渦巻いているヤバい音楽です。バカ騒ぎのエネルギーは時代を超えて聴くものを昂揚させ覚醒させます。そういうのこそ「ロックンロール」っていうんじゃないのかな?
ぜひご一読くださいね!!!!!
ジミー益子
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