48 HOT100 Night Train/TRAVIS WAMMACK

Night Train/TRAVIS WAMMACK(Atlantic 2387)1967

Rhythm And Blues Beat At The Flamingo/GEORGIE FAME AND THE BLUE FLAMES
(Columbia SEG 8382)1964

The World Is Waiting For Terry/TAKESHI TERAUCHI & THE BUNNYS(King SKK 340)1967
JIMMY FORRESTの気だるくブルージーなインスト「Night Train」(1952年)がオリジナルですが、JAMES BROWNが1962年にアップテンポのR&Bダンス・ナンバーとしてR&Bチャートの5位に送り込みました。「TAMI SHOW」でのJAMES BROWNの「Night Train」は超高速なうえにTHE FAMOUS FLAMESを従えた人間技とは思えないダンスが凄過ぎですが、「アメリカ南部最速ギタリスト」TRAVIS WAMMACKのギター・インストも高速でたまりません。ドラムの連打がスピードアップし、一瞬のブレイクの後、アームをかけっぱなしにしたような独特の音で弾き倒す緊張感溢れる出来映え。このB面「It's Karate Time」をはじめ訳がわからない逆回転ブレイクが入った1962年の録音「Scratchy」など TRAVIS WAMMACKの1960年代インストものはどれも素晴らしいのですが、60年代後半からアラバマのFAME STUDIOでセッション・ギタリストとして働き、MAC DAVIS、ARETHA FRANKLIN、WILSON PICKETTなどの録音に参加、エキセントリックな面はすっかり姿を消し、1970年代はソロでもヒットも出しますが、レアグルーヴとしても「おもしろくないっすよ」などと遥か日本のDJを気取った若造に言われたりして残念です。「Night Train」のカヴァーで忘れられないのはGEORGIE FAME AND THE BLUE FLAMESの「THE FLAMINGO」でのライヴ・ヴァージョン。こちらはホンモノのモッドな熱気が漂って来ます。コンガの響きもたまりませんが、ギターは当時の英国セッション・ギタリストNO1、BIG JIM SULLIVAN。LPのジャケットもいいですが、やはりコーラは瓶からストローで飲むのがいいですね。ライヴ仕立ての熱い「Night Train」といえばアルバム「世界はテリーを待っている」収録の寺内タケシとバニーズの演奏も忘れられません。シェイク・ビートに乗ったメンバー紹介で始まり、ライナーによると「弦が熱くなって火傷をした」らしい寺内タケシ先生の白熱のプレイが燃えます。カッコいいです。
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| 60S GARAGE HOT 100 | 20:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑