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23/HOT100 Hey Joe, Where You Gonna Go?/THE LEAVES

heyjoe207
Hey Joe,Where You Gonna Go?/THE LEAVES(Mira 207)1965

leavesLP
[Hey Joe/THE LEAVES(Mira LPS 3005)1966]

goldencups
[ザ・ゴールデン・カップス・アルバム/THE GOLDEN CUPS(Capitol CP8339)1968]

1966年のガレージ・バンドの定番曲といってよいこの曲、もとはBILLY MOSES ROBERTSのブルースからDINO VALENTIが作り、DAVID CROSBYが教わってTHE BYRDSのレパートリーとしてライヴで演奏し、ロサンゼルスで大人気の曲となりました。THE BYRDSのロード・マネージャーだった後のLOVEのギタリスト、BRYAN MACLEANから教わったJOHN BECKがTHE LEAVESのレパートリーとしライヴでの人気曲となりましたが、THE BYRDSが録音していないことに遠慮し録音を躊躇していました。ところがCOREY WELLS & THE ENEMIES(ウイスキー・ア・ゴー・ゴーのハウスバンドで映画Riot On Sunset Stripにも出演)がTHE LEAVESのヴァージョンを基にシングルの録音をしたというのを聞きTHE LEAVESも録音に踏み切ります。(THE ENEMIESのリリースのほうが66年で後と思われますが....)最初のヴァージョンはメンバーが気に入らずプロモ用にプレスされただけで、録りなおしたセカンド・ヴァージョンが1965年11月にリリースされました。しかしヒットせず、リード・ギタリストが脱退、新加入のギタリストのファズを使ったヴァージョンで再度この曲を録音します。タイトルも「Hey Joe, Where You Gonna Go?」から「Hey Joe」に変更されたサード・ヴァージョンは全米31位の大ヒットとなりTHE LEAVESの代表曲となりました。しかし個人的にはラフでスピード感のあるセカンド・ヴァージョンのほうが圧倒的に好みです。THE SWAMP RATS、THE STILLROVEN、THE HAZZARDS、THE TANGENTSなどのヴァージョンもいいですが特にサイケデリックなTHE GOLDEN CUPSのヴァージョンを忘れるわけにはいきません。
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| 60S GARAGE HOT 100 | 17:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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22/HOT100 Go Go Yamaha/THE SPATS

gogoyamaha
Go Go Yamaha/THE SPATS(ABC Paramount 10711)1965

connors
[Yum Yum Yamaha/CAROL CONNORS & THE CYCLES(N.T.C. RJ80)1964]

panthers
[Bridgestone 90/THE PANTHERS(D&C DC12)]

spats
[Cookin' With The Spats/THE SPATS(ABC ABCS502)1965]


THE HONDELLSの「Little Honda」のヒットに便乗してか60年代ホットロッド・ミュージックのなかにはいくつか日本製バイクをタイトルにした曲があって、とても気になります。「Honda Bike」THE DEVONS、「HON-DA Beach」THE WHEEL MENとかのホンダはともかく「Suzuki」THE SUDELLS、「Yum Yum Yamaha」CAROL CONNERSなどに加え幻の名車ブリジストン90を題材にした「Bridgestone 90」THE PANTHERSがリリースされたのも驚きですが、そのなかでも最もキャッチーでパワフルなイカしたナンバーというとこの「Go Go Yamaha」です。THE SPATSはカリフォルニア、オレンジ・カウ ンティ出身のサーフ・バンドTHE TEMPTATIONSを母体としたバンドで、1枚目のシングル「Gator Tails And Monkey Ribs」がマイナー・ヒット、フラット・ロック系バンド として地元では人気があり、多くのティーン・クラブに出演していたほか、フラバルーやシンディグなどのTV出演もしていました。4枚目のシングルがこのヤマハ・バイクのジングル「Go Go Yamaha」で65年8月にリリー ス、おそろいのヤマハ・ロゴ入りスエットを着て演奏している写真があります。スエットはともかく足元はスパッツつけたブーツなんでちょっとかっこ悪いです。残念ながらホットロッド物はこの1曲のみですが、その後「She Done Moved」の ようなガレージ曲をリリースするもののファッションは相変わらずの短髪にスパッツで、やはりフラット・パーティに燃え尽きたバンドといってよいでしょう。

| 60S GARAGE HOT 100 | 17:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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レコード・コレクターズ 07/08

レコード・コレクターズ07/08のイラストレーション
レコード・コレクターズ誌の2010年7月号、8月号に掲載させていただいたイラストです。INFO STATIONのPICK UP NEWS、CONCERTS & EVENTS、REISSUE ALBUM GUIDEのNEW RELEASE INFORMATIONでそれぞれ掲載されております。

RCpaul
ポール・マッカートニー/ピックアップ・ニュース 07/2010
ポールの最近の写真を見てあまりのおじいさんぶりにショックを受け、動揺して描けませんでした。遠目にはビートル・ポールなんですが.....個人的にはリッケンバッカーを使って欲しい。

RCmaria&dan
マリア・マルダー・ウィズ・ダン・ヒックス/コンサート&イベント 07/2010
ダン・ヒックスはもともと若さがないせいかカッコいいジジイになってますね。

RCmichael
マイケル・ジャクソン/ニュー・リリース・インフォメーション 07/2010

RCjeff
ジェフ・ベック/ピックアップ・ニュース 08/2010
ジェフ・ベックは若々しいですね。

RCokabayashi
岡林信康/コンサート&イベント 08/2010
あんまり絵からはわかりませんが、このギターは特注のすんごい高いギターです。

RCtompson
リチャード・トンプソン/ニュー・リリース・インフォメーション 08/2010

| ILLUSTRATION | 11:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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JACKIE AND THE CEDRICS 20周年記念公演

JACKIE AND THE CEDRICS 20周年記念公演
『セドリックス栄光の20年の奇跡』

cedrics1.jpg

新宿LOFT
8.21(SAT)
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV 2500 / DOOR 3000
JACKIE AND THE CEDRICS featuring Tucker / TUCKER ( ソロ )

日本を代表するサーフ・インスト・ロックンロール・トリオ、JACKIE AND THE CEDRICSもついに結成20年!!!
不動の3人に加え、あまりにもワイルドなキーボード・プレイでオーディエンスを唖然とさせたTUCKERも参加!!!
ジェリービーンのトークショーだけで終わってしまう危険性はないのか!!!

「今年で20周年になるセドリックスを記念し、夏に東名阪でツアーを行います!
この特別企画盛りだくさんのライブ!今まで2500曲以上あるというセドリックスのレパートリーの中より懐かしいナンバーを3ステージ、3衣装に分けて披露!
更にゲストミュージシャンを迎えいつもとは 一味も二味も違うライブを企画中!
またライブ以外にも、栄光の20年の軌跡を振り返り猛烈に反省するメンバーのトークショーもする予定です。」
とのこと。私も長くお付き合いさせていただいております。
当日はサーフとホットロッドのレコードDJで応援いたします。

| DJ | 18:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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直島 SHIOYA ダイナー

NAOSHIMA SHIOYA ダイナー
shioyamenu

現在、日本最高のホットロッド・ミュージック・グループのベーシスト/ヴォーカリストのバディさんが突如、香川県直島に引っ越して3ヶ月。新たに始めたダイナーのメニューのイラスト/デザインをお願いされたこともあり、直島に行ってきました。夜行バスが安いよ、とのアドバイスに従い新宿から夜行バス「ルミナス号」に乗って出発。昔、ヤンキーが植え込みにトルエン隠して売ってた場所のあたりから出るんですね。「ルミナス号」思ってたより全然快適じゃん。ウチのこどもがバスに乗るとすぐゲロ吐いちゃうんだが全然平気!! すぐ寝た。翌朝岡山に到着。そこから電車で40分。宇野港からフェリーに乗る。こども連れでぼんやり歩いてフェリー乗り場に行ったら目の前で出港。ぼんやり1時間待つ。直島に着くと「瀬戸内国際芸術祭」で活気があります。さすがコラショ。バディさんちのちびっ子たちがお迎えに来てくれて、お店に向かうとえーっ、港から1分かかんないじゃん。隣は大竹伸朗氏制作の銭湯「I ♥湯」。あ、ハートが出ないのか。「Iラブ湯」です。以下そのつもりで。すばらしいロケーションです。バディさんのお店「SHIOYA ダイナー」はアンティーク・ショップ「RAT MOTOR BEAT」時代に何年もかけて収集したアメリカン・フィフティーズのコレクションが飾られ、食器もアンティーク使ってんすか?マジすか?店内を流れるゲイリー・アッシャー絡みのホットロッド・ミュージックに国分寺にいるような錯覚が。抜群のロケーションということもあり、お客さんも切れることなくバディさんもみすずさんも忙しい。ガイドブックには、島に流れるゆったりとした時間を楽しみましょう、などと書いてあるがバディさんは「RAT MOTOR BEAT」のカウンターでウンチク話を延々としていた時の見た目20倍は働いている。「I ♥湯」はぜひ入ってみたかったのでのぞいてみたらすごい人。バディさん曰く「混んでるときは中でシャワー浴びるのに裸で股間隠して並んでるらしいよ。湯船に入ってるといつまでたっても順番が回って来ないから。」様子を見て後に行くことにする。外は無茶苦茶暑いし、店内はいいインテリアで好きな音楽がかかってて冷たい飲み物も出していただけるもんだから結局1日目は店内で過ごしました。2日目は地中美術館を見学。ウォルター・デ・マリアの作品がよかった。ルー・リードとジョン・ケイルと一緒にTHE PRIMITIVESでドラム叩いて「THE OSTRICH」をプロモーションして回ったとは思えないよなー。その後「007赤い刺青の男記念館」を見学。浜美枝はいいなあ。午後はちびっ子たちと海へ。おおーきれいな海だー、草間弥生氏のカボチャもある。がもっぱらちびっ子たちの監視で海には入らず。3日目はまた一段と暑いし人も多い。がやがやするので2階から下を見ると集団で「I ♥湯」を見ているぞ。中国からの団体さんでしょうか? とても出かける気にならず、バディさん宅2階でちびっ子たちとふとんを使った家プロジェクトごっこ。店に降りて外を見てたら知り合いが「I ♥湯」を見ててびっくり。2時になって「I ♥湯」がオープンしたので入りに行く。今日帰るのに湯船に入ったらぐにゃぐにゃになっちゃうな、シャワーだけにしよう、と思ってたのにやっぱり湯船に入って中でいろいろ見ちゃうんで結局ぐにゃぐにゃになって出て来たところでちびっ子たちが「海いこうよー海いこうよー海ー」ってほんと海が好きだよなー。港横の砂浜に行ったはいいが発狂しそうな暑さ。無数に走り回るカニとフナムシを見てるうちにたぶん軽い熱射病で具合が悪くなって来た。そんな中ちびっ子たちは熱い石に座ってペロペロキャンデーなめたりしてムラサキの舌見せ合ったりしてこれは悪夢か.....もうろうとしつつフェリーへ。よせばいいのに甲板で1時間たっぷり日に照らされる。高松に着いたらもうへろへろ。あとはひたすら電車でもバスでも寝てました。家に帰ったらウチのコドモが「おやじの海」を口ずさんでる。海水浴場でかかってただけなのに。おそるべし「おやじの海」。バディさん、みすずさん、ちびっ子たち、どうもありがとう。すごく楽しかったです。またぜひ行きたいなー。
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右が「SHIOYA ダイナー」左奥が「I♥湯」
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すてきな内装
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働くみすずさんとバディさん

| ILLUSTRATION | 18:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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