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20/HOT100 G.T.O./RONNY & THE DAYTONAS

gto
G.T.O./RONNY & THE DAYTONAS(Mala 481)1964

sandy
[Sandy/RONNY & THE DAYTONAS(Mala 4002)1964]

daytonas
[G.T.O. でふっとばせ/ロニーとデイトナス(東芝SR 1149)1964]

threefunkies
[G.T.O. でふっとばせ/スリー・ファンキーズ(東芝TP 1024)1964]


ナッシュビルのカントリー・ソングライターの息子、JOHN “BUCKY” WILKINが高校の物理の授業中に書いた「G.T.O.」。母親のコネでBILL JUSTISのプロデュースでスタジオ・ミュージシャンを使って録音し、RONNY & THE DAYTONAS名義で発売したところ驚きの全米4位となってしまいます。2週間で同じスタッフでアルバムを録音、適当なメンバーを集めてバンドをでっち上げツアーに送り出すと、そいつらがツアー中にBOB DYLANの「Subterranean Homesick Blues」を聴いて、こんなんやったら俺らもヒットすんじゃん、といって作ったのがTHE HOMBRESの「Let It Out(Let It All Hang Out)」で67年10月に全米12位になりました。JOHN “BUCKY” WILKINはバンドに加入したBUZZ CASONとともにTHE DAYTONASのセカンド・アルバム「Sandy」を制作、これはジャケットも内容も最高にナイスなソフト・ロック・アルバムです。「Sandy」のシングルもA面を聴いたあとB面インスト・ヴァージョンが聴きたくなりまたA面を聴きたくなる最高にエンドレスな盤です。また「G.T.O.」の日本盤シングルは原盤にはない排気音がたっぷり被せられていてこれで音がよかったら最高なんですが.....。スリーファンキーズの日本語版も歌詞はなかなかいい感じでこれで演奏と音にパンチがあれば最高なんですが.....。
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| 60S GARAGE HOT 100 | 14:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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19/HOT100 Do The Hanky Panky/THE MOJO MEN

dothehankypanky
Do The Hanky Panky/THE MOJO MEN(Reprise 0486)1966

raindrops
[Hanky Panky/THE RAINDROPS(Jubilee 45-4566)1963]

tjames
[ハンキー・パンキー/トミージェイムスとザ・シャンデルス(ルーレットOP-1301)1967]

shesmybaby
[She's My Baby/THE MOJO MEN(Reprise 0486)1966]


Hanky Panky はJEFF BARRYとELLIE GREENWICH によってTHE RAINDROPSのB面曲(A面の曲「That Boy John」も素晴しい!)として20分で作られ、インディアナのTOMMY JAMES & THE SHONDELLSがカヴァー(B面のインスト「Thunderbolt」も素晴しい!)、まったくヒットしていなかったのにもかかわらず、ピッツバーグのDJ、MAD MIKEがエアプレイしたのがきっかけでリリースから2年たった66年始めにヒットし出しました。THE MOJO MENはサンフランシスコのAUTUMNから「Dance With Me」でデビューしたものの、66年初頭AUTUMNが倒産、バンドは音源とともにWARNER BROSに身売り、そのWARNER BROSでの最初のシングルB面に選ばれたのがこの曲です。「Do The Hanky Panky」は女性ドラマー、JAN ERICCOが加入した最初のレコーディングで、TOMMY JAMES & THE SHONDELLSのヴァージョンが話題になっていたことからカヴァー。しかし、SLYのプロデュースによるこのファンキーなヴァージョンは全然ヒットせず、その間にTOMMY JAMES & THE SHONDELLSのヴァージョンは全米1位となりました。A面の「She’s My Baby」はJAN ERICCO加入前のAUTUMN音源で、こちらがまたブルージーなファズ・ギターバリバリの素晴しくカッコいい曲です。この後、バンドはJAN ERICCOをフィーチャーしたメロウなフォーク・ロック路線に変更、スタジオ・ミュージシャン度100%のバンドになります。TOMMY JAMESはSNAP盤がないのでとりあえず日本盤ですが写真のメンバーは録音メンバーと全然違います。

| 60S GARAGE HOT 100 | 13:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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18/HOT100 Don’t You Just Know It/SCREAMING LORD SUTCH

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Don’t You Just Know It/SCREAMING LORD SUTCH(Decca F 11598)1963

don'thaha
[Don't Ha Ha/CASEY JONES AND THE GOVERNORS(W.German Golden 12 LP106)1964]

hahaha
[ハ・ハ・ハ/ザ・リンド&リンダース(フィリップス FS 1053)1968]


SCREAMING LORD SUTCHのセカンド・シングルB面で1962年10月の録音。プロデュースはJOE MEEKです。いかれたハイテンションのヴォーカル、ハイスピードの前のめりな演奏、こもって潰れたような録音と、HUEY "PIANO" SMITH AND THE CLOWNSのオリジナルが持っていたいなたくてとぼけた味が完全にすっ飛んでしまって、頭のおかしい感が増幅されたカヴァーです。名うてのメンバーが在籍したバックのTHE SAVEGESですが、この録音メンバーはCARLO LITTLEがドラム以外不明のようです。「Don't Ha Ha」はリバプール出身、ドイツに渡り活動していたCASEY JONES AND THE GOVERNORSによる別タイトルのカヴァーで、1965年ジャーマン・トップ・10の大ヒット。ダンサブルなビート・バンド・サウンドに仕上がってます。「Don’t You Just Know It」のソウル的改作がARTHUR CONLEYの「ha ha ha」で、それをシカゴの白人ブラス・R&B・バンド、THE MAUDSがカヴァーして、日本だけでシングル・カットして大阪のザ・リンド&リンダースがカヴァーしたと。まあ、違う曲だといえばそれまでなんですがエキサイティングなダンス・ナンバーに仕上がってます。

| 60S GARAGE HOT 100 | 11:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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17/HOT100 Don’t Put Me Down/H.M.Subjects

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Don’t Put Me Down/H.M.Subjects(Blue Saint 1001)1965

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[Don’t Bring Me Down/THE PRETTY THINGS(Fontana TF 503)1964]

prettyEP
[Don’t Bring Me Down/THE PRETTY THINGS(Fontana EP TE 17434)1964
]

マイアミのティーン・ガレージ・バンド、THE MONTELSがH.M. SUBJECTS名義でリリースしたTHE PRETTY THINGSのセカンド・シングル「Don’t Bring Me Down」のカヴァー。地元ラジオ局WFUNのDJの入れ知恵でイギリスっぽい名前のH.M. SUBJECTSに名義を変更、歌詞も全体に少し変えてて、きわどい歌詞にビープ音をかぶせてリリースしています。ビープ音がかぶってるのは「Little Play」という箇所と「Lay」という箇所だけど「 I'll lead her on the ground」を「 I'll lay her on the ground」できわどいのかなあ。マイアミ・ヘラルド紙の1面のニュースにはなったらしいです。今聴いてもビープ音はやっぱり気をひくので効果はあるのかも。次の強力なシングル、「Daddy Rolling Stone/You Can't Make Me」は売れず今や$250以上。ローカル・チャートの14位になった、とメンバーは言ってますが。THE PRETTY THINGSのほうはUKチャート10位のヒット。アメリカではヒットはしておらず、64年11月にミシガンのチャートに顔を出したくらいでした。

| 60S GARAGE HOT 100 | 10:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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16/HOT100 Diddy Wah Diddy/CAPTAIN BEEFHEART

diddywah
Diddy Wah Diddy/CAPTAIN BEEFHEART AND HIS MAGIC BAND(A&M 794)1966
remainsdiddy
{Diddy Wah Diddy/THE REMAINS(EPIC 5-10001)1966}


CAPTAIN BEEFHEARTのデビューシングル。BO DIDDLEYのカヴァーでボストンのTHE REMAINSとの競作になりました。どっちのヴァージョンも大好きですが、CAPTAIN BEEFHEARTのファズがかったヴォーカルはやっぱり耳に残ります。当時はベースもスピーカーを通してマイクで録音するのが主流でしたが、プロデューサーDAVID GATESのアイデアでダイレクトにミキシング・コンソールに繋いだベース・サウンドが強烈です。WOLFMAN JACKのお気に入りナンバーとしてよくラジオではかかったものの結局全米ヒットには結びつきませんでした。66年4月にロサンゼルスKRLAで22位、THE REMAINS はやはり4月にマサチューセッツWHYNで4位、サンバーナディーノKFXMでは両方がチャート・インしCAPTAIN BEEFHEART が33位、THE REMAINS が37位でした。それぞれ地元で勝利ってとこでしょうか。THE REMAINSのプロモ盤はピクチャー・スリーヴ付きレッド・ヴィニールでしたが、2006年にサンデイズドが復刻。オリジナルは持ってない、うー、両面同じ曲でスリーブなしで$100前後というとなかなか買う勇気が出ないので画像はレギュラー盤です。

| 60S GARAGE HOT 100 | 10:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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うたとことば7号

前園直樹くんと小西康陽さん、羽立光孝さんの前園直樹グループの雑誌「うたとことば。」第7号が発行されました。今回は「うたとことば。クックブック」というタイトルで料理と音楽をテーマにしたエッセイがたくさん載っています。表紙と4ページ(見開き2枚ですが)のイラストを担当させていただいております。あと、「表紙のことば」という文もちょっと書いてます。今回コストコのことを書いてるんだけど、何年か前、ロッキン・エノッキーがコストコ経由でうちに遊びに来た時、Tボーン・ステーキを買って来たのが忘れられない、というかそんなもの売ってるんだ!!と驚いたことがネタですが、今や我が家では牛肉はコストコですね。いや、コストコは牛肉と言うべきか。家庭用クレーンとかつい見ちゃうけど使い道ないしなー。ちなみにThe T-Bonesの「ビートでOK」はアルカセルツァーのCMに使われておりました。

前園直樹グループのサイト http://maezono-group.com/

utakoto7.jpg

| ILLUSTRATION | 03:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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SPRAGUE BROTHERS Japan Tour 2010

50S、60Sスタイルの御機嫌なロックンロールを聴かせてくれるテキサス出身スプレグ・ブラザーズの来日ライヴでDJをします。サポートも必見のバンドばかり!!!


6月6日(日曜日)新宿レッドクロス
" Sprague Brothers Japan Tour 2010"
Sunday 6th June
Sprague Brothers (from CA,USA)
The Young Folks
ROLLIN' ROCKS
STOMPIN' RIFF RAFFS
the mercies

DJ : Jimmy Mashiko (G.R.C.and b.f.t.g.r)
Go From Tokyo (The Bash)

open/start 18:00/18:30
adv/door 2500(D別) / 3000(D別)

Venue: shinjuku red cloth
〒160-0022 東京都新宿区新宿6-28-12 DS新宿ビルB1
TEL&FAX:03-3202-5320 / 050-1449-4261
http://www.sputniklab.com/redcloth/

スプレグブラザース来日サイト
http://web.me.com/thehotshots/spraguebrothers/Welcome.html

| DJ | 10:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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TSUNAMI ATTACK!! VOL.1

ダディ・オー・ノブ主催のイベント「バック・フロム・ザ・グレイヴ」に出演、関係したバンドの集大成、日本の1990年~2010年までのガレージ・バンド・サンプラーである「ツナミ・アタック・オブ・ザ・ジャパニーズ・ガレージ・ロックンロール」がいよいよ5月26日から毎月発売されます!!! 夏に向かってイベントもあります!!! ダディ・オーのガレージな人生がついに世の中に偉大なるオーガナイザー/プロデューサーとして認知される日がくるのか? マッシュルーム・カットにアイアン・クロス・ペンダントで街を歩いてもキモイと言われずにすむ日がくるのか? VOL.1、VOL.2は各24曲24グループ、VOL.3は2枚組48曲、トータル96曲96グループという膨大な量。5月26日発売のVOL.1はGS、モッズ、ビート系のバンドを収録。詳しくはヴィヴィド・サウンド・HPで!! ということでジャケット・イラストとデザインを制作しております。ロッキン・ジェリービーン先生の描き下ろしキャラクター、ダディオ君とモップガイもあります!! まずはVOL.1で、ビート系をイメージさせるようなイラストってことで、初期ビートルズのようなローリング・ストーンズのようなバンドを描いてみました。1964年って感じです。せっかくなのでレイアウト前のイラストを載せておきます。VOL1の内容もいいですよ。60年代ビート・グループが好きな人にはぜひ聴いていただきたい。とこのブログに書いたところでどうせそんなの知ってるよ、あるいは、参加してますんでって人しか見てないと思いますが。 20年、細々と流れる地下水ではありますが本当にこういう音楽が好きな人しかやってませんから充実度高いです。すでに活動してないバンドも含まれてますが、この手のバンドはやはりライヴがいいんで、ぜひライヴに足を運んでいただきたいと思います。個人的には特にTHE STRIKESの新録が素晴らしい!!! ぜひぜひお買い求めください。

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TSUNAMI ATTACK!! VOL.1 illustration / acryl gouache on paper


| ILLUSTRATION | 09:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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BACK FROM THE GRAVE RETURNSとファントムギフト

「TUNAMI ATTACK!! VOL.2」のCDジャケット入稿で徹夜したあと9時から20時まで仕事、水戸からUFO CLUBに直行して2日連続徹夜でDJ、なんとか無事に帰ってきました。で、5月14日、この日の出演はTHE 傷、下駄にサングラスが西部警察ですね。ノブちゃんのところからアルバムを出すとのこと。新宿ディスク・ユニオン1Fにいるそうです。「TUNAMI ATTACK!! VOL.3」に収録されます。続いてファントムギフトのナポレオン、サリー、チャーリーの3人が「2000GT」というバンド名で出演。やっぱりカッコいいですよ!!! チャーリーがメイン・ヴォーカルをとってるけど、スタジオではコーラスの練習しかしなかったというホット・ホイールズのおかげでヴォーカルも聴かせます!! 「テル・ミー・モア」もよかった。ピンキーがいるときの緊張感があるファントムギフトとは別だけど、この3人の演奏はやはりヒート・アップします!! 「シェイキン・マイ・ソウル」もやって欲しかった。次は若手GSのホープ、シャロウズ。いきなりファントムギフトのカヴァー3曲。けっこうオリジナル曲がいいんだよねー。「TUNAMI ATTACK!! VOL.1」収録の「カルデアの家」は孤独感あふれる歌詞とファズがエドワーズ「クライ・クライ・クライ」的世界でかなり好きです。無闇な焦燥感がガレージ・GSの魅力ですから。シャロウズ、人気出て欲しいなー。最後はテキサコ・レザーマン。なんだろうなー、訳がわからないバンドだが、ストイックに訳がわからなくて、でもこの訳のわからなさはやはりサイケ/ガレージとしか言いようがない気がします。もともとはハードコア上がりだけど80年代以降のニューウェイヴ/オルタナの香りはまったくしません。暴力的な気持ちを呼び起こすと同時に笑っちゃう音楽。テキサスの THE OUTCASTS「1523 Blair」を聴いた時のわけのわからない感じに近いのかなあ。MONKSのヘンテコな感じも近いけど。ギターウルフと並ぶジャンルを突き抜けた音楽だと思います。毎回ライヴは凄い。オオサマはギターをぶん投げてテルミンをいじくってましたがこういうのがキ●ガイに刃物っていうんじゃないのか? 写真を撮って載せるとブログっぽいんだけどカメラを持って行かなかったので、かわりにファントムギフトの3人のレア・フォトを載せておきます。「TUNAMI ATTACK!! VOL.1」用にTHE 20HITSの写真を探してたら1987年7月11日に渋谷西武スタジオ200に出演したときのファントムとヒッツのポジが出てきました。これ撮ったの中森さんかなあ。サリーが使ってるベースは外道の青木さんからチャーリーが譲ってもらったものですね。

sally
Sally Kubota

charly
Charly Morita

napoleon
Napoleon Yamagish

こちらはシャロウズ
shallows

| DJ | 15:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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15/HOT100 Dance Franny Dance/FLOYD DAKIL COMBO

dancefrannydance
Dance Franny Dance/FLOYD DAKIL COMBO(Guyden 2111)1964

badboy
[Bad Boy/FLOYD DAKIL FOUR(Earth 45-402)1964]


FLOYD DAKIL COMBOはダラスにあったPIT CLUBのハウスバンド。オリジナル・リリース(JETSTAR 103)は64年5月に地元ラジオKLIFで4位となり、6月にはGUIDENから全米配給されました。ペンシルバニアで18位にチャートインしています。PITでのライヴとのクレジットがあるとおり臨場感溢れる最高のダンスナンバーで、特にフェンダー・ベースのソリッドなサウンドがたまりません。FLOYD DAKILは見た目はおっさんですが63年にハイスクールの同級生で結成という記述を見つけたのでティーンですね。FLOYD DAKIL FOUR名義でリリースされたセカンド・シングル「Bad Boy」も最高にカッコいいダンスナンバーに仕上がってます。かつてコレクタブルから出てた雑な作りのCDには録音時期が違うと思われる別ヴァージョンの「Bad Boy」がオリジナル・ヴァージョンのかわりに何のインフォもなく収録されてました。

| 60S GARAGE HOT 100 | 23:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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